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2021.09.19
evam eva yamanashi
こんにちは、礒です。
徐々に秋の気配が色濃くなってきましたが、
先日、以前から気になっていた、evam eva yamanashi へ行きました。
いつか行きたいと思い早5年…
気がついたら時間だけが過ぎていました(笑)
evam eva yamanashi も早く行けば良かったと思えた素敵な場所でした。
アパレルブランドであるevam eva の「日々のくらしを心地よく過ごす」を体現できる場として、
衣・食・住をテーマにした3つの建物からなる複合施設です。
既存の西門からアプローチします。
さりげないサインがカッっこいい。
1000坪の古屋敷を跡に計画され、以前の御屋敷林や動線を生かした建物配置になっているそうです。
建物は木々の懐に収まる高さに抑えられていて圧迫感がありません。
軒先の高さも地面から2mぐらいですが、この低さがとても気持ちいい!
建物が人に寄り添ってくれているようで、グッと親近感が生まれるように思います。
いつも出来るだけ低く抑えるように計画するのですが、
ここまで低い軒先は諸条件がクリアできないとなかなか難しい…
個人的な理想を言えば軒先は手を伸ばせば届く高さ一番しっくりきます。
ここの軒先高さはズバリです!
これからはイメージしてもらいやすように、
クライアントにはevam eva yamanashiをご案内しようかな… (笑)
茶房のエントランス。
風と光を感じながら軒下のベンチでしばし休憩。
心地よくて土間に落ちる影を眺めながら結構長い時間ボーッとしてしまいました。
茶房、レストラン内部。
しっとりとした空間が印象的です。
竹林が切り取られた茶房の窓。
開口部のエッジがシャープなディテールになっているので余計な線がありません。
コーヒーは東京の台東区にお店を構える「蕪木」。
東京のお店では珈琲豆の焙煎販売とチョコレート製造販売を行っています
一度、併設の喫茶店に行ったことがありますが、
かなり拘りを感じる素敵なお店でした。
ここでいただくコーヒーも相変わらず美味しい…
ショコラとイチジクをお供に。
ギャラリー棟。
既存の蔵を継承する意味合いを込めて同じ位置に再建築したそうです。
ギャラリー棟の常設展示。
行ったのが平日ということあり一人でゆっくりと鑑賞できました。
3つの建物はそれぞれテーマがあって、shopは「色」、restaurant「味」、gallery「形」。
着ること、食べること、暮らすこと。
日々の生活を彩る「もの」「こと」そして “とき” を分かち合う場として、
evam evaのブランドコンセプトを感じてもらう構成になっています。
ゆっくりとした時間の流れが心地よく季節ごとに訪れたくなる場所でした。
iso