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2021.04.07

謳う建築

寺田倉庫のWHATで開催している「謳う建築」展へ行ってきました。

 

住まいと向き合い続けた建築家が生み出した住宅を詩人や文芸家が訪れて、

 

その体験を謳うという面白い企画です。

 

展示には図面と模型と映像、詩人が紡いだ言葉が並んでいました。

 

通常建築の展覧会は図面や模型が中心で、それらを読み解いてその建築を理解するのですが、

 

今回のように紡がれた言葉によって、その住宅に想いを馳せるというのは初めての体験でした。

 

なにか物語の中に自分が没入していく感覚になります。

 

密にならないように入場人数がコントロールされていて、

 

ゆっくりとした時間の中で展示を楽しことができました。

 

個人的に好きだった建築は三科尚也・明日香さんの「しのいえ」です。

 

建築に強さを感じました。

 

この力強さ、好きです。

 

中村好文さんのCliff Houseの平面詳細図。

 

暖炉が格納されている楕円の配置が憎いですね。

 

リズムを感じるプランです。

 

さらっと描いたプランのように感じされるところがこれまた憎い…

 

田中敏溥さんの「玉川学園の家」の断面スケッチです。

 

このスケッチで住宅のコンセプトが見事に表されています。

 

こちらもさらっと描いたラフな感じが素敵です。

 

光や風、周辺環境との関係や軒下空間と繋がるリビング、ダイニングなど、

 

人や家具なども描かれていて生活のシーンまで浮かんできます。

 

 

展示にはクライアントの要望や家づくりの記録などもあり、

 

普段見れない生な建築家とクライアントのやり取りなども見られて面白かったです。

 

展覧会は5月30日まで。

 

天王洲アイル周辺の散策と併せて、

 

ご興味のある方は是非。

 

謳う建築

https://archi-depot.com/exhibition/utaukenchiku

 

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