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2023.03.13

古民家に囲まれて

こんにちは、スタッフの田原です。

 

先日、生田緑地にある「川崎市立日本民家園」へ行ってきました。

 

日本民家園は日本各地から集められた古民家をはじめ、

 

水車小屋や高倉など25棟ほどの建物を見学することができる野外博物館です。

天気も良く、広い敷地内に点在している建物をゆっくりと散策しながら楽しみました。

こちらは富山県の合掌造りの山田家住宅。

 

季節限定で、雪から家を守るために豪雪地帯で行われていた伝統的な雪囲いが再現されていました。

 

この日は山田家でボランティアの方による囲炉裏の火焚きも行っていて、せっかくなので火にあたってきました。

毎日数棟の民家で囲炉裏の火焚きが行われているようです。

 

民家園ができた当初はこういった活動がなく、移築された建物がどんどん傷んでいってしまったそう。

 

やはり薪を燃やして家を乾燥させ、茅葺き屋根を燻すことで長持ちするんだなとお話を伺いながら感じました。

 

こういった方々の活動で、貴重な古民家の息吹が続いているんですね。

校外学習中の小学生と鉢合わせ(笑)

 

頭上の板は、雪で濡れた藁の靴などを乾かすためにあり、雪国ならではの仕様だということも教えていただきました。

この建物は茨城県の農家で、太田家住宅。

 

寄棟の茅葺き屋根が連なっている家で、屋根が重なっている部分に木製の雨樋があるのですが…

この雨樋、なんと家の中まで続いています!

 

今では考えられない、なんとも不思議な住宅です。

こちらの古民家は私のお気に入りで(笑)、山梨県から移築された農家・広瀬家住宅。

 

シンプルな切妻屋根ですが、軒先がとても低く屋根面が大きくてかっこいい外観をしています。

横から見てみると左側の軒先がぐっと低いのが分かります。

軒先はちょうど目線の高さで、頭を低くしてくぐるようにしないと内側には入れません。

 

もともと山の斜面に建っていた住宅で、強風に耐えられるように軒が低く、壁の多い閉鎖的な外観なんだそうです。

 

– – 

 

民家園を訪れるのは2度目でしたが、今回も新しい発見がありました。

 

まるでどこかの里山を巡っているような感覚になるこの場所は、

 

日本の暮らしの原風景に触れられてとてもホッとします。

 

帰り際、色々教えていただいたボランティアの方に笹のバッタを頂きました。

 

結構精巧にできていてビックリ…!(笑)

tahara

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