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2025.11.24
スケルトン勉強会
こんにちは。スタッフの濱田です。
先日、「株式会社 NENGO」さんが開催していたスケルトン勉強会に参加してきました。

この勉強会は実際にNENGOさんが施工を担当している物件の解体作業が終わった後に開かれ、
アスベスト(石綿)のことや実際に現場を見てみて気になるところ、これからのことなどを勉強できる会です。
現在解体作業が進んでいる「大倉山の家」では、初めてマンションのリノベーションを担当するので
タイミング的にもとてもいい機会でした。
参加は私含めスタッフの田原と2人でしたが、その物件の設計者さんがいらしており、
解体前の様子や今後の設計のことなどを話してくださいました。
築50年近くのマンションのためアスベスト調査をしたところ、
天井に最も危険性が高いレベル1のアスベストが検出されてしまい、撤去費はとんでもないことに、、、
何故、築50年のマンションではアスベストの調査をするのかといいますと、
アスベストはかつて耐熱性や耐摩耗性、断熱性などが優れており、建材として幅広く使用されていましたが
健康への被害があることが明らかとなり、2006年から使用を禁止となりました。
それ以前に建てられた建物はアスベストを使用している可能性があるため、調査をしなければなりません。
勉強会で見させていただいた物件は躯体がとても綺麗に残っており、特に修復することなく改修工事に入れるそう。
この美しさを見てしまうと、リノベーション後にコンクリートをそのまま残す現し仕上げにするのも納得します。

真剣に眺めているのがとてもシュールな写真(笑)

今回は「墨出し」という作業も終わっていたため壁のあちらこちらに壁芯を表す線が見えます。
どこか一つの壁を基準にし、そこから定められた寸法を取っていき、部屋の広さが決まっていきます。


リノベーションの設計は躯体や既存の窓や配管など、動かせないものに配慮しながらより良い空間、
より高い性能の部屋へと仕上げていくため、設計力も試される大変やりがいがあるものです。
こんなにも早く自分が携われるとは思ってもいませんでしたが、いつかやってみたかったことなので
引き渡しまで全身全霊でやっていければと思っております。
hamada




