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2023.01.13

初詣へ

こんにちは、スタッフの田原です。

 

早いもので新年が明けて2週間が経とうとしています…あっという間(汗)

 

遅ればせながら、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

さて先日の三連休に、初詣がてら混雑覚悟で鎌倉へ行ってきました。

 

お目当ては、鶴岡八幡宮境内にある「鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム」

1951年に開館した神奈川県立近代美術館・旧鎌倉館を継承した建物で、

 

設計は巨匠ル・コルビュジエに師事した坂倉準三氏が手掛けたものです。

 

戦後日本のモダニズム建築としても有名で、日本初の公立近代美術館として長年親しまれてきました。

 

土地の借地契約満了に伴い2016年に閉館しましたが、この名建築に対する保存運動が高まり

 

神奈川県から鶴岡八幡宮に土地の返還と合わせて無償譲渡された後、

 

耐震・改修工事を経て2019年に鎌倉文華館・鶴岡ミュージアムとして開館しました。

連休の最終日まで「鎌倉殿の13人」の大河ドラマ館として展示会場になっていたので、とても賑わっていました。

 

建物は四角い中庭を中心に、周囲を展示室や様々な機能が取り巻くように構成されています。

 

中庭は四方から風が抜けてとても気持ちの良い空間。

 

1階部分の外壁は大谷石積みの壁で、ガラスブロックがリズミカルに埋め込まれていてその対比と透け感が美しかったです。

ぐるりと展示を巡って1階へ降りてくると、平家池に張り出したピロティ下のテラスへ。

 

池に反射した光が天井に映っているのも幻想的で、開放的な眺めと相まってしばらく佇んでいたくなる場所でした。

 

また、柱は水面に置いた束石から立っているかのように見えますが、

 

実は池の水中から柱が立てられていて、その柱の両側から石で挟み込んでいるそう…とてもおもしろいデザインです!

池の反対側から建物を眺めると、水面に建物が反射してその美しさが一段と際立っていました。

もちろん、鶴岡八幡宮にも初詣のお参りをしっかりしてきました。

 

(入場規制していたので、逆に人のいない写真が撮れました!笑)

 

tahara

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