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2021.06.22
my竹尺
こんにちは、スタッフの田原です。
私が礒事務所にお世話になり始めた当初、
代表の礒からこんなことを言われました。
「うちでは三角スケールは使いません。
この竹尺を削って、自分専用の物差しを作ってね」
渡されたのはごく普通の30㎝定規。
(・・・???三角スケールを使わない!?)
みなさま、三角スケール(通称サンスケ)をご存知でしょうか?
設計の仕事には欠かせないアイテム。
その名前の通り、横から見ると三角形をした定規です。
三角形の両面に目盛りがついているので、合計6種類の異なった縮尺の図面に
これひとつで対応できる優れものなのです。
それぞれの縮尺によって目盛りの幅が違います。
例えば縮尺ごとの5メートルの線はこのようになります。
こんなに便利なサンスケを使わないなんてと驚きましたが、
サンスケの目盛りに頼らないことで、より実寸を意識しながら図面を描き、
寸法を読み取ってほしい、という意図のようです。
ということで、
my竹尺を作るべく彫刻刀を引っ張り出してきてせっせと削ったものがこちら。
しなり具合が手に馴染むように調整しながら削り、お気に入りができました!
ちなみに、鉛筆もいろいろな濃さを使い分けてスケッチや図面を描いたり、
竹尺も短いものから製図用のものまで取り揃えています(笑)
設計に欠かせない相棒たちです!
tahara