page top
top page > blog > 里とつむぐ、物語。

blog

2024.05.24

里とつむぐ、物語。

先日、師匠からお誘いをいただき、奥多摩にオープンしたSatologue(さとローグ)へ行ってきました。

 

さとローグはJR青梅線「古里駅」と「鳩ノ巣駅」の間の「棚澤」と呼ばれる集落に、

 

「沿線まるごとホテル」という事業コンセプトで誕生したレストラン、サウナ、ホテルの複合施設です。

 

ホテルの開業に先行して、5月16日にレストラン棟「時帰路」とサウナ棟の「風木水」の営業がスタートしました。

 

設計は堀部安嗣と堀部事務所OBで先輩のNIa伊藤嘉記。

 

杉板に囲まれた空間は優しく自然と心地よい安心感に包まれる仕掛けが随所に。

 

全体を通して穏やかな空気が満ちています。

 

室内に入ると眼前に飛び込んでくるのは奥多摩の雄大な自然。

 

眺めながらボーとしているだけで時間が過ぎていきます。

 

なんという贅沢な時間。

里山の景色を目の前に地域食材をふんだんに使った料理はどれも美味しく、

 

フレンチベースなのにどこか懐かしさを感じる味。

 

シェフはこのプロジェクトに併せてこの地に引っ越してきたのだとか。

そして薪サウナ。

 

低温高湿の薪サウナは長時間入っていても息苦しくならずとても快適。

 

横の川から引いた水風呂に入って、奥多摩の風で整いました。

 

自然の要素を拾いあげ、「空気」「薪」「水」を全身で楽しむことができます。

 

奥多摩の風土と一体になれる場所。

 

いや〜ここは再訪したと素直に思います。

 

青梅線の電車の音もいいアクセントになっていました。

敷地内にある養魚場跡は自家農園のビオトープや畑、ワサビ田に生まれ変わり、

 

採れた野菜はそのままお皿の上に届けられるという新鮮さです。

 

まさに地産地消。

 

フィールドさんほでは地域の歴史やお庭の成り立ちについての説明を聴きながら敷地内を巡りました。

こうした地域とつながった事業コンセプトにとても共感します。

 

地域の歴史に敬意を払い、営みに寄り添うホテルが今後増えて欲しいですね。

 

「沿線まるごとホテル」という名の通り、

 

今後も青梅線沿線で拠点や施設を増やしていくそうです。

 

これからの展開も楽しみでなりません。

 

地域の営みや風景を楽しめるので、青梅線に乗っていくのがオススメ。

 

さとローグは来春、宿泊棟が完成してグランドオープンする予定とのこと。

 

里とつむぐ、物語はまだ始まったばかり。

iso

 

さとローグ WEBサイト → さとローグ 

  • flow

    ご相談から設計までの流れ

    view flow
  • contact

    礒建築設計事務所への問い合わせ

    contact