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2023.10.20

赤煉瓦に明治の息吹を感じて

こんにちは、スタッフの田原です。

 

先日都内に諸用があり、目的地の近くに気になっていた建物があったので寄り道していくことにしました。

 

一駅隣りの霞ヶ関で地下鉄を降りて地上に出て少し歩くと、目の前に赤煉瓦の建物が広がっていました。

法務省旧本館。

 

間口が100mもあろうかという迫力!

 

桜田通りを挟んで警視庁が向かいにあり、新旧の建物がそれぞれの趣きを見せていました。

 

ドラマなどでよく目にする警視庁もまじまじと見るのはこれが初めてでした。

組積造りは私の好みの建築のひとつで、赤い煉瓦と白いブロックを組み合わせたデザインはとても美しい佇まいでした。

 

明治政府のお雇い外国人エンデとベックマンが設計し、旧司法省庁舎として1895年に完成。

 

関東大震災ではほとんど被害を受けませんでしたが、戦災で煉瓦壁を残して焼失してしまったそうです。

 

そして1994年に外観が創建時の姿に復原され、重要文化財に指定されました。

 

ネオバロック様式の建築で赤煉瓦積みの壁、急勾配のスレート葺き屋根、尖塔など、まるでヨーロッパのお城のように美しく厳かな雰囲気を持っていました。

 

平日は内部の見学も可能なので、次はぜひ!と思いつつ、ぐるりと外観を眺めてその場を後にしました。

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