blog
2022.11.18
軸組模型_2
こんにちは。スタッフの吉田です。
先日、現在実施設計中の物件「BABA VOVO」の軸組模型を制作しました。
学生時代に、先輩の卒業設計で模型の手伝いをした記憶を思い出しつつ、
(設計内容を覚えていませんが、軸組で制作した記憶だけがあります)
骨組みを表す構造図を元に、柱や梁の位置、大きさなどを確認しながら作っていきます。
まずは1階のRC躯体をスチレンボードで作り、
次に2,3階の木造部を、土台、柱、梁、登り梁と
実際の上棟の流れに沿って組み上げていきます。
1/50のスケールで制作したので、2mm角の柱を中心に、
各箇所の梁せいの違いを確認したり、登り梁の3/100勾配を計算したりしながらの制作。
勾配と梁せいを考えながら組み立てていくのは難しかったですが、
それ以上に5mmや7mmのスチレンボードを切る作業に悪戦苦闘していました、、、
学生や工務店時代を含めて、この規模の建物の実務に関わることがなかったため、
軸組模型を制作することで、平面や立面、スタディ模型だけではわかりにくかった
梁の位置や柱との兼ね合いが見てわかるようになり、
また柱・梁の位置や梁せいの違い等を考えるきっかけにもなり、
建物の全体像が掴みやすくなりました。
工務店時代はプレカット図をみても全体像を把握することが苦手でしたが、
図面をみるだけでこの模型のようなイメージを
頭の中でできるようになりたいとあらためて思いました。
上棟時にこの模型の原寸大をみることに期待を膨らませつつ、
再び図面作業をがんばっていきます。
yoshida