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2025.02.10
大山阿夫利神社改修工事 現場レポート5
昨年から堀部安嗣建築設計事務所と協働している、
阿夫利神社改修工事の客殿部分が昨年末にほぼ完了しました。
建具の調整や取り付けがまだ少し残っていますが、客殿は1月から稼働しています。
以前の客殿を知る人はその変貌ぶりに驚きの声を上げているそうです。
新客殿も大変好評とのことで嬉しい限りです。
客殿は祈祷を待つ待合室の性格が強く、祈祷前に心を落ち着ける空間が客殿の本質とのお話から、
新旧の対比を利用して、新客殿はニュートラルで透明で、
心が落ち着くフラットな空間を目指しました。
素材も吟味しほぼ桧の単一素材で構成しています。
桧の空間をどうのように魅せていくのかも課題でしたが、
単調にならないように細かなデザインとディテール操作を駆使して空間をつくっています。
小幅板とルーバーの納まりやシビやな寸法の調整など、
細かな工事を根気強く施工していただいた内田工務店の職人さん達には頭が下がります。
内田工務店さんでなければ生まれなかった空間とも言えます。
施工精度の高い工事をこともなげに仕上げる職人さんたちにはシビれました。
2月からは授与所の解体工事が始まりました。
取り合いが多く構造的な配慮も必要になるので、
客殿とくらべると一段施工難度が上がります。
すでに既存の図面通りではない箇所がチラホラ…
難しい工事が続きますが、みなさま引き続よろしくお願いいたします。
iso