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2023.04.07

夜の庭園美術館

こんにちは、スタッフの吉田です。

 

年に一度開催される東京都庭園美術館のアール・デコ建築そのものを見る展覧会

 

「建物公開2023 邸宅の記憶」へ行ってきました。

東京都庭園美術館は、1933年に朝香宮家の本邸として竣工した建物です。

 

アール・デコ建築を伝えるものとして、現在では重要文化財に指定されています。

 

また、緑豊かな庭園や茶室、新館などが調和した場所です。

 

以前昼間に訪れた際は、多くの親子が庭園で遊んでいる様子がみれました。

今回は夜の雰囲気を味わうため、最終入館時間に。

宮邸時代の家具や調度を用いた邸宅空間の再現展示や写真、衣装で当時の生活が紹介されています。

1階の大広間を抜けた先の大客室は天井や扉、暖炉の装飾など、

 

幾何学的にデザインされた空間になっています。

当時は大広間から香水塔の置かれた「次室」を通って大広間へという動線だったようです。

最近建具や枠まわりの検討をしているため、建具だけでなく金具や枠のつくりも気になり、

 

細かいところの多くの写真を撮りました。笑

ジグザグのラインが強調された手摺りのデザインが特徴的な階段。

個人的に一番好きな空間は、書斎とその横にある書庫。

 

書斎は四隅に飾り棚が設置され、円形の室内空間になっています。

 

本を書庫に並べて、それらを書斎で読んだり仕事をしたり。優雅な空間です。

 

そのほか部屋ごとにそれぞれ特徴があり、自分の好きな部屋を見つけるのも面白いと思います。

 

私は天井と照明が気になって、終始上を見上げていた気がします、、笑

新館では朝香宮家ゆかりの人々の品々が展示されています。

 

昼間に行くと、本館と新館をつなぐこの通路にはハート型の模様が浮き出るようになっています。

期間中は写真撮影もできて建物そのものを見学できる貴重な機会ですので、興味のある方はぜひ。

 

yoshida

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