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2024.04.17

一箱本屋

神奈川県の真鶴にある道草書店さんが取り組まれているシェア方式本棚、

 

一箱本屋のオーナーになりました。

 

一箱自分だけの本棚を持て本屋、雑貨、工芸品などを好きに展示、販売できるという仕組みです。

 

道草書店さんのインスタで募集の投稿を見て気付いたら申し込んでました。

真鶴、好きなんですよね。生活がしっかりと根付いている小さな港町。

 

2017年に神奈川県では唯一の過疎化地域に指定されてた町です。

 

神奈川の海沿いといえば、鎌倉や葉山などの町が有名ですが、

 

いわゆる湘南と言われる地域はどこも観光地化していて、

 

良くも悪くも非日常感があるのですが、

 

真鶴は対局。地味で静かで観光地感がなく、実直で日常と地続きな感じ。

 

それは地理的な条件もさることながら、まちづくり条例の「美の基準」が大きく影響しています。

 

1980年代後半のバブル期開発ラッシュの時代。


真鶴町にも多くのリゾートマンション開発の波が押し寄せてきたそうです。

 

これに対し、時の三木町長が真鶴1000年の景観を守るために、

 

先頭となって「美」を基準に試行錯誤を重ね、

 

1994年に施行されたのが町独自の条例「美の基準」なのです。

 

先見の名とはまさにこのこと。


これにより多くの開発計画が白紙にもどされ真鶴町の景観は守られることになります。

 

国が景観法を制定する12年前の話だそうです。

 

そんな経緯もあってか、街を歩いていると真鶴の人たちが街を愛している空気に溢れています。

 

その感じが最高にいい!

 

こうして縁あって好きな街と本を通して繋がれるなんて。

 

いや〜嬉しいですね。

 

生活にちょっと彩りが生まれるような本を選ぼうかなと考え中ですが、

 

さて、どんな本を並べようか…

 

他の方の棚も面白そうな本が並んでいます。

 

建築や雑貨、まちづくりや、真鶴の歴史など、

 

本の種類は多岐に渡っています。

 

お店の中にはカフェや図書室も併設していて、

 

地域の人の憩いの場にもなっているようです。

 

さて、これから一年間、季節や時期によって内容を入れかえながら、

 

一箱本屋のオーナーを楽しみたいと思います。

 

iso

 

 

道草書店
11:00〜17:00
定休 水日祝
神奈川県足柄郡真鶴町岩259-1
@michikusa.books

 

日経BOOK PLUS の記事

https://bookplus.nikkei.com/atcl/column/033000012/121500025/

 

真鶴町観光協会の公式サイト

真鶴町の魅力

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