works
斉藤工務店 大宮事務所works
project data
所在地:埼玉県さいたま市大宮区
竣工:2021.02
用途:事務所
延床面積:102㎡
写真:中村晃
施工:株式会社幹建設
工事種別:改装構造種別:SRC
福岡県や佐賀県を中心に木を生かした美しいデザインの住宅を提案している、斉藤工務店大宮事務所のインテリアデザイン。
関東進出の拠点となる事務所のため、執務スペースと併せて広報的な空間やお客様との打ち合わせスペースの計画が求められました。
斉藤工務店はCOANやfcaなどのモデルハウスを展開し、自然素材をふんだんに使用した暮らしの情緒を大事にする住まいづくりに特徴があります。そこで、それら大切にしている考えや要素を積極的に取り入れ、
この事務所を訪れると斉藤工務店の提案する住まいの雰囲気が自然と伝わるようなデザインを心がけました。
無味乾燥になりがちな事務所空間は出来るだけ無垢の木を使い温かみのある空間とし、中央の会議室は閉塞感を軽減するためスチールパーティションを採用しています。
木の温かさの中にスチールの重量感ある素材を配置し、全体の雰囲気が柔らかくなり過ぎないように意識しています。
エントランスの目隠し格子はモデルハウスCOANの大切なデザイン要素であり、
打ち合わせスペースの小上がりはキッズスペースや床の間ような展示スペースを想定しています。
また、限られた空間を活かすため家具の高さに変化をつけて空間を緩やかに仕切る計画とし、可動式とすることで今後の増員を見据えてより自由度の高い柔軟な対応ができるように配慮しています。
所々に色を使うことでデザインアクセントにしつつ各スペースの性格分けし、気分に合わせて作業や休息できるように様々な居場所を設けています。
ラウンドテーブルを配置したラウンジは休憩やランチを兼ねた社員同士が気軽に交流できるスペースでもあります。家具には書籍や雑誌を立てかけて、自由に閲覧できるように設えています。
住まいのような雰囲気が漂う事務所は、斉藤工務店の家づくりに対する想いや考えが伝わる空間になったように思います。