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2025.09.27
MFH 1/30模型
こんにちは、スタッフの濱田です。
先日、新しく始まったプロジェクト「MFH」での最初のプレゼンがありました。
今回のプロジェクトは我々が携わってきた建築とは少し変わった、農業用納屋の設計です。
それもあり、敷地見学からとてもワクワクしながら1/30の模型を製作しました。
ほとんど軸組模型に近いですが、だからこそ細かい設計操作が必要になります。
住宅の模型などは壁や天井を白一枚で作ってしまうのに対し、部材の種類や数が多く
ズレなどがあると全体のバランスが崩れがちなので、とても慎重に製作しました。
まずは使用する木材の色味から選定。
模型でも全体の印象に関わるので、まるで本当に建てる前みたいですね。
優先順位を決めて先に小屋組から製作。
カットした部材が出来上がっていきます。
垂木のピッチを正確にしていき、
1番ズレが起こりやすい部分なのでこちらを基準にしていきます。
全ての部材が揃った様子です。
軸組模型に近いからこそ、模型でもこれだけの要素が目に見えますが、
実際に建つ建物にはもっと沢山必要だと考えるととても感慨深いですね。
完成しましたがここからまた見え方、開口など検討していきます。
プレゼンではお客様は設計はもちろん、この他にも
1/100の模型も製作していたので、とても驚いていらっしゃいました。
個人的にはお客様がプレゼンの中でも模型の中を色々覗いていて、
実際に利用する時の想像が膨らみやすく
打ち合わせがより盛り上がっていた様に見えて嬉しく思いました。
近年では3DやAIの技術が発達し、容易にパースなどが作れますが、
模型の有り難みを感じたプレゼンでした。
今後ますますどうなっていくのか、楽しみです。
Hamada