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2025.08.11

藤本壮介展へ

こんにちは、スタッフの濱田です。

 

先日、森美術館で開かれている「藤本壮介の建築」の展示会へ行ってきました。

 

大阪万博の大屋根リングでかなりの知名度がついたかと思いますが

 

そのタイミングでの展示なので人もかなり多く、混雑していました。

 

藤本壮介のこれまでの約30年にわたるプロジェクトと

 

これからの未来をまとめた大規模な展示となっており、見どころがたくさんでした。

ランダムに配置された模型やアイデアがまるで森の木々のように空間をはりめぐり

 

その間をぬって作品を見るような形態でした。

 

これは藤本壮介が育った環境、小さい頃森で見てきた光景を模しているかのようです。

今回の展示では、3つの要素「ひらかれ こわれ」「未文化」「たくさんのたくさん」

 

によってこれまでの作品をグループ化し、それぞれの作品に

 

アイコンのようにどの要素にあたる作品なのか一目で分かるようになっていました。

 

ここ最近でかなり気になっている複合施設「マルホンまきあーとテラス」

 

こちらは「たくさんのたくさん」の要素の建築で外観が特徴的なのはもちろん、

 

内部は通路に飛び出た家具たちや、鮮やかな息祭の壁や看板などが雰囲気を彩り、

 

まるで別の世界かのような可愛さがあります。

 

こちらは「白井屋ホテル」

 

「未文化」の要素の建築で老舗旅館を改修し、新たに店舗などを複合したホテルです。

 

実際に過去に一度、訪れたことがあるのですが、街中に突如たくさんの緑と

 

特徴的な形の物体が混在している、夢の中のような景色がありました。

既存と新規の部分の融合が綺麗になじみ、新しいホテルの姿へと確立していました。

 

当時はホテルの利用はできなかったので、次回は必ず宿泊して

 

各種施設をゆったり堪能したいと思います。

 

そして話題の大阪万博・大屋根リング。

 

こちらは3つ全ての要素が組み込まれ、展示では1/5スケールの部分模型と

 

それらを構成する木材接合部のモックアップがありました。

日本の伝統的な貫接合を最新技術を駆使して再現したのだそう。

 

いまだに大阪万博には訪れる機会がないのですが1/5の模型でもかなりの迫力を感じました。


他にも断面図やスケッチなどが並び、その圧倒的な検討の数を伺えます。

模型だけでも気の遠くなるような感覚になりましたが

 

これらを頭の中で考えつく藤本さんやスタッフの凄まじさに終始圧倒されてばかりでした。

 

こちらの展示は11/9まで開催されているので、ぜひ見に行ってはいかがでしょうか?

 

hamada

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