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2024.10.30

大磯のTE HANDELへ

先日大磯の家の敷地調査の帰りにTE HANDELへ行きました。

 

雑誌で見てからいつか行きたいと思っていましたが、

 

念願かなっての訪問です。

 

建築は高麗山の裾野に緑に囲まれ力強く佇んでいました。

 

設計はエストニア国立博物館の設計も手がけたを田根剛氏。

 

氏の考古学的なアプローチが以前から気にっていましたが、

 

日本での処女作?にもその哲学と設計思想を強く感じました。

もともと友人ために設計した住宅だったそうですが、

 

今は企画展のみオープンするギャラリーと紅茶屋さんになっています。

 

ちょうど大磯の器まつりにだったこともあって、

 

各作家さんの器の作品が並んでいました。

 

壁は敷地の土を使って仕上げられていた左官壁で、

 

不思議と心地よく包まれる感覚があります。

太古の昔からこの地で営まれた人々の暮らしを考古学的なアプローチで解釈し、

 

現代の建築に落とし込む田根さんらしい空間のありように感じました。

 

洞穴や洞窟に潜んでいる感覚。

 

徹底して人に寄り添った仕上げとテクスチャーに、

 

自然と体が緩みリラックスしていることに気づきます。

2階は打って変わって、着色したベニアで纏められた空間。

 

壁や天井がアールになっていて1階の左官壁の印象と相まって、

 

全体の雰囲気をまとめる繋がりを感じさせます。

 

連想窓からは大磯の街並みが広がっていまいた。

アールの壁が多用されていて、内部は全体的に柔らかい印象です。

 

光のゆるやかなグラデーションはこのアールが効いています。

 

壁がピン角(直角の出角)だと全く印象が違っていたはずです。

TE HANDELさんの紅茶をいただきましたが絶品です。

 

有機野菜と茶葉と季節の花や果実をブレンドした紅茶とのこと。

 

色々と説明していただきましたが、結局はオススメをいただきました。

近くの神社で大磯の家の祈願をして帰路につきました。

 

まだまだ知らない大磯がたくさんあります。

 

現場の楽しみの一つ、まち巡り。

 

じっくり開拓していこうと思います。

 

iso

 

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