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2025.11.06

大磯の家 現場レポート4

大磯の家の現場が進んでいます。

 

外部の板貼りがほぼ終わり、内庭の外部枠、板塀工事に入っています。

 

今回は外部に木製建具や木製FIX窓を多く使用していることもあり、

 

現場では設計の意図を説明して大工さんと一つ一つ納まりを確認していきます。

 

現場監理は施工チェックはもちろんのこと、

 

こうして職人さんとコミュニュケーションを取ることも大事にしています。

 

その場で大工さんと話して納まりが変わることもよくあります。

 

パソコンに向かって図面を描いている時と違って、

 

実際に建築がつくられている現場はライブ感があって好きです。

 

図面も現用に適宜描きに直し施工図として提出していますが、

 

そこまでする設計事務所は稀なようで、

 

初めての施工者には「そこまで描くんですか!」と驚かれます。

 

既製品を嵌め込んで終わるような家づくりをしていない我々にとって、

 

図面を読み取り細かな気遣いや素材に特徴を読んだ仕事ができる、

 

腕の良い大工さんはとても心強い頼りになる存在です。

 

どれだけ図面を描いても、実際につくれる大工さんがいなければ、我々の仕事はなりたちません。

 

職人不足が叫ばれて久しい建築業界。

 

現場の大工さんも皆さん年配の人が大半です。

 

丁寧な仕事ができる大工さんは今後さらに激減することは確実な状況です。

 

あと数年も経つとこうした手の込んだ家づくりは、

 

一部の高級住宅以外は難しくなっていくでしょう。

 

そんなことを感じながらの現場監理。

 

皆でいい住宅をつくるという目標に向かって進んでいる現場はやはりいいですね。

 

半分雑談のように進む打ち合わせは、寄り道、回り道があたりまえ。

 

なかなか本題に入らないこともしばしば。

 

落語で言うなら、まくらで調子をみながら、といったところでしょうか。

 

和気藹々とした雰囲気の中にも皆の真剣さが垣間見えます。

 

現場で打ち合わせをした木製建具廻りの完成も楽しみです。

 

大工仕事もまだ中盤といったところ。

 

そろそろ内部床材、枠取り付け工事に入っていきます。

iso

 

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