blog
2025.03.15
卒業制作展
先日、都内のとあるギャラリーで
法政大学建築学科が主催する卒業制作展が開かれていました。
自分自身、法政大学には縁もゆかりもあったわけではないのですが
買い物ついでに寄れそうだったので、初めて卒業制作展というものに行ってみました。
中に入ると学生さんが何人かで受付をしてくださり、名前と所属を書くのですが
所属の欄にやっと事務所名が書ける喜びを感じながらいざ、作品へ。
今回の展示会は有志ということでざっと40作品ほど並んでいました。
卒業制作は今までの自分の集大成を出せるものでもあるため、
個性的で斬新な提案をしている作品がたくさんあります。
しかし作品全体を見てみると考えていることは違うのに
傾向が似たようなものが4割ほどで、これが今の流行りの建築なのだな、と感じました。
個人的にグッときた作品です。
建物同士の隙間や街中にぽっかりと空いたような意味がなさそうで意味がある、
誰かの敷地ではあって様々な人が過ごしてコミュニティが広がっている、
そんな空間を点在させまちと関わり合う計画をしたものでした。
建築を学んでから散歩をしている時に見るものが大きく変わりましたが
建物メインで見ていく中でそういった隙間や空間で
昼からお酒を飲んでいるおじちゃんたちが笑い合っていたり、
猫がのびのび日向ぼっこをしていたり、
草木があるところないところなど、
何かが何かをしてその時を過ごしている姿を眺めるのがとても好きな時間でもあったので
自分と同じ感覚の人がいるんだ!と感動しました。
この作品と一緒にスケッチも置いてあったのですが、
全部共感できるようなものばかりでした。
作品によってそれぞれ追及されたものが違って色として表れていました。
たくさんのアイデア、考えが見れる場所でもありとても刺激をもらいます。
学生が主催する展示会はいろんな時期、場所で開いていたりするので
気になる方はぜひ、訪れてみてはいかがでしょうか。
hamada