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2025.01.29
さがみ野の家 現場レポート6
先日、さがみ野の家の気密測定を行いました。
気密測定とは対住宅にどの程度の隙間があるのか確認するための試験のことをで、
1㎡あたりの隙間の量であるc値(c㎡ / ㎡)で表されます。
さがみ野の家は空調と換気が一体となった「G-Air」というシステムを採用しています。
全館空調で室内の温熱環境をコントロールしていることもあり、
計画通りの空調と換気を行うために気密はとても重要で、
いくら断熱材を増やし窓性能を上げても隙間が多ければ、
思い通りの効果を得ることができません。
なんで、断熱性能を上げることと気密性能を上げることはセットで考える必要があります。
工事の途中でしっかりと気密が取れているか気密測定を行い、気密性能を確認していきます。
バズーカのような機器で減圧をして室内の隙間から入ってくる空気量を測定していきます。
G-Airの基準c値は1.0(c㎡ / ㎡)以下。これは1㎡で隙間が1.0c㎡という値です。
今回の結果は0.6(c㎡ / ㎡)でしたので、問題なく基準値はクリアです。
この数値は隙間にウレタンを拭いたりボードの継ぎ目にテープを貼ったりして、
できるだけ隙間をつくらないように施工したくれた各業者さんや職人さんのおかげでもあります。
測定時は施工具合が数値として現れるので緊張の瞬間でもありますが、
施工の成果がでていたようで一安心。
測定後は今後の気密処理の勘所を確認しつつ、
施工へのフィードバックを行いました。
今後も更なる気密性向上を目指して工事は続きます。
iso